- 第五十四回
「世界水の日」パート3:地球の歴史〜生命の誕生〜
みなさま、いかがお過ごしでしょうか?
明日4月29日からは、いよいよゴールデンウィーク突入です。
テン子さんの予定は、バカンスです。
そうですね、お隣の県の道後温泉にでも行きますかね・・。
ええ、うらメン全員参加の”めんばーず旅行”?
一応ね、そういう計画がありますよ、頭の中ではね・・。
まあね、みなさんもね、そこそこ良いゴールデンウィークしてくださいよ。
それはさておき、前回の続きです。
ここで前回のお話のおさらいをしておきましょう。
この太陽系が生まれて約46億年といわれています。
宇宙からの塵やガスなどがぶつかり合い、次第に大きさを増していきます。
それが、地球です。
やがて、地球内での熱や、気候変動が凄まじい勢いで巻き起こります。
そして、徐々に地球は落ち着きを保ちはじめた・・。
と、いうところまでお話ししました。
今回は、その後我々生物を作り上げてきた海との関係をお話しします。
■35億年くらい前の話。(地球に海が出来始めたころ・・。)
月が生まれた直後は、地球から今よりも近い場所にありました。
月の地球に与える影響は大きく、地球の海では大きな潮の満ち引きが巻きおこされました。
その結果地面に含まれる有機物が海水に溶け込み、やがて、単細胞生物が誕生したと考えられています。
約27億年前、最初の生命体、「シノアバクテリア」というラン藻が海中に生息するようになっていきました。
そして、それらのラン藻たちは海中で光合成をおこないました。
光合成によって出された酸素が海に出され、やがて海から飛び出し空中の空気の中へと混ざっていきます。
ラン藻たちによって作り出された酸素により、海の中では生物が栄え始めました。
それから数億年がたち、地球は氷河期に入ります。
海も陸も氷で覆い尽くされ、地球は何百万年もの間、氷の世界に閉ざされました。
やがて、地球の火山活動や地震大陸の移動などにより、凍っていた世界を溶かし始めました。
そこからまた、数億年たち、細胞は「核」を持つようになります。
その「核」にはDNAがあり・・・DNA、つまり生き物の遺伝情報を持った多細胞生物が出現しました。
そして海にはアノマロカリス、ピカイアなどの脊椎動物が現れ次第に生物たちが大きく進化していきます。
■カンブリア紀・・約5億4千万年前ころ。
このころから、異なる生物たちが続々と誕生するようになります。
数十種類しかいなかった生物たちは、突然1万種類にも爆発的に増加しました。
そしてこの時代に、脊椎動物など現代生物のもとになる種類がほぼ出そろったといわれています。
その一方でアノマロカリスなどの無脊椎動物が絶滅していきます。
海の中では、光合成が盛んにおこなされ酸素が大量に出されていきます。
つくられた酸素は大気中にどんどん増えていき、やがてオゾン層を形成していきます。
これにより、有害な紫外線が遮断され地上にも生命が生きてゆける環境が広がります。
こうして、我々の祖先たちは陸上で生活ができるようになっていったのです。
ええ、地球ができて、オゾン層ができ我々の祖先たちが地上で生きていけるようになるまでに、なんと、・・・・・41億年くらいはかかってるんです!!
「ローマは一日にして成らず」
そう、何事もかんたんぽんっ!!とはいかんもんですよ。
というわけで、次回の「地球のれきしリーズ」は生物たちの陸上進出です!!
こうご期待!!!!!!!!!!!
〜参考文献ホームページ〜
ウィキペディア
地球の歴史
http://www.geocities.jp/niginiginomiko/tikyunorekisi1.htm
地球と生命の誕生と進化(3.原始生命の誕生)
http://nihon.matsu.net/seimei/09.kanburia.html
火に包まれた「月の歴史」 45億年を早送り+(1/2ページ) - MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/wired/news/120403/wir12040316200003-n1.htm
3_12(その1)
http://www1.tecnet.or.jp/lecture/chapter3/3_12_1.html
プレートテクトニクスとプルームテクトニクス
http://www.s-yamaga.jp/nanimono/chikyu/platetectonics-02.htm
〜参考文献図書〜
・ボクは46億歳。
親子で読む、壮大な「地球紙」カレンダー
豊田充穂 作・絵
杉田精司 監
・まんが科学百貨 why? 地球のなぜ
文/イ・グワンウン 絵/イ・ヘジョ
日本語版監修/ 筑波大学名誉教授 猪郷久義
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