第四十六回 

      「サンゴとサンゴ礁。」
      パート3:サンゴの白化現象。




         





      はい、みなさん。

      「サンゴとサンゴ礁シリーズ」いよいよ佳境にはいってまいりました。


      改めまして、「うらテン水コラム企画部デスク」・・テン子です。


      今回はサンゴシリーズの第3弾。


      「サンゴの白化現象」についてのお話です。

      みなさんは、世界中のサンゴが、今、危機的状況にあるのはご存知でしょうか?


      「サンゴの白化現象」が世界中のサンゴ礁で確認されているのですよ。


      それでは、ご説明しましょう。

      その、「サンゴの白化現象」。


      いったい何なのか、どういうことなのか。

      ここでの白化現象は、深海にすむ宝石サンゴに及ぼす問題ではなく、浅瀬に棲息している、造礁サンゴたちのことです。



      「サンゴの白化現象」・・。

      簡単にいうと、サンゴの死滅です。


      サンゴの中には、褐虫藻という虫が住んでいます。

      サンゴに、何らかのストレスがかかると、褐虫藻がサンゴの中から逃げたり、サンゴの中で死んでしまったりするのです。

      その結果、サンゴが活動できなくなり死んでしまうのです。

      みなさんは、サンゴといえば赤や黄色、緑などのカラフルなサンゴを頭に思い浮かべるかと思います。

      そのサンゴの色は、実はサンゴの中に住んでいる褐虫藻の色なのです。

      そもそも、サンゴの骨格というのは、白いのです。


      サンゴが白化する。

      それは、サンゴの中の褐虫藻が、死んだり、逃げ出したりすることによって、サンゴ本来の色、がむき出しになり、白く見えるのです。


      この「サンゴの白化現象」が世界のサンゴ礁で起こっているのです。


      では、どうしてこのような現象が今、世界各地で起こっているのか?

      1997〜1998年、2010年に世界規模のサンゴの白化が起こりました。

      エルニーニョ現象によるものです。


      また、沖縄周辺では、2001年2007年に白化現象が確認されていたそうです。


      エルニーニョ現象ってご存知ですか?

      エルニーニョ現象とは、海水温が平年に比べ高くなり、それが1年程度続くのです。


      太平洋赤道近辺、南米ペール―沿岸にかけた広い海域で起こるそうです。

      地球の温暖化により、海水温が上がるのが原因の一つといわれています。


      サンゴの棲息に適する水温は25℃〜28℃だといわれており、つまり、海水温が1℃上がるのもサンゴにとっては致命的なのです。

      サンゴの白化現象の原因は、それだけではありません。

      まだまだ、ほかの要因も考えられるそうですが、まだまだ、はっきりとしたことは分かっていないそうです。

      研究者の方たちは、サンゴのストレスとなるものの原因解明とともにサンゴの白化現象食い止めを目指しているのです。



      そういうわけで、お届けしましたが・・。

      まあ、「水コラム」書いていると、どうしても地球環境問題を無視するわけにもいかなくなり・・。


      しかしね、みなさんも、お堅い話は、疲れるかと思いますのでね・・(テン子さんも、疲れるのですよ。調べるのがね、大変でね・・・・・・・・。)

      本当は、もっと砕けた内容のテーマでいきたいのですが、水というのはですね、とても・・・・・。


      お堅くて、まじめで、正直な性質をしていましてね、なんででしょうね?

      あんなにつかみどころのないモノなのに・・・・・・(ミステリー・・・・・)。


      まあ、次は、もっと軽い感じの内容になればいいなと思います。


      ではでは〜。


      参考HP

































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    2015年10月27日