- 第十八回
死海:パート2
〜世界で最も稀有な海〜
死海はイスラエルとヨルダンの国境にあり、また、海抜がマイナス418mという・・ちょっと変わったところにある海です。
しかし、地理的条件により(詳しくは死海パート1見るべし!!!)、塩分濃度が非常に高く、いろんなミネラル成分の含まれた、まさに大地が生み出した水です。
その成分が、我々のお肌に美と健康を与え、また、死海に入れば体を水面に浮かせてくれる・・。
いろんな意味で、魅力にあふれた水・・。
観光気分で触れてみたいと、思います。
やっぱりね、みなさん、海の水面に浮くというのは、惹かれます。
だって、泳げない人でも海の底におぼれるってことがないんですもん・・。(ただし、大量の水を飲まないように・・これによって溺死する恐れがありますので。)
では、何で、沈まないのか・・。
それは、「浮力」ですな。
プールやお風呂に入ると、水の中で、体がふわふわ浮いている・・というか、あんまり、力を入れないでも、安定させていられる?でしょ。
例えば、足をね、水の入ったプールの中で壁とか底を蹴ったっとするでしょ。
そしたら、それだけで、体が水の中をふわ―って泳いでるでしょ・・?
イメージしてくださいねー。
それは、「浮力」という水からの力によるものです。
「アルキメデスの定理」っていうのがある。
『物を液体の中に入れると、その物が押しのけた液体の重さに等しい浮かせようとする力(浮力)を受ける』
つまり・・。
プールに入ると水かさが増すでしょ?
その増えた分の水の重さ。
この水がね、増えた水の重さ分のあなたの体重を、持ち上げてる。(イメージして)
だから、あなたがね、自分の体を持ち上げるのに空気中にいる時よりも、プールの中にいる時の方が力を使わなくていいってこと。
ちょっと、頭痛くなるかもしれないけど・・。
この宇宙っていうのは、いろんな物質からできていて、例えば、この地球上で、君が、10sのカバンを背負って歩くのと、月で10sのカバンを背負って歩くのとでは、あなたが感じるカバンの重さは違う。
それは、月では地球の6分の1しか重力がかからないから。
カバンを持つときに力をそんなに使わないで持てる。(月には、行ったことないけど・・。おそらく・・)
つまり、我々は、普通に生活してるだけで、実は目に見えない力によって、自分の体を地球の中心に向かって引っ張られている(引力です)。
地球という空間から受ける力。
月は地球より引っ張る力が弱い・・地球の6分の1しか引っ張る力がない・・。
これは、月という空間から受ける力。
まあ、このようにね、宇宙の中では、場所によって、さまざまな力が働いて影響しあって一つの環境をつくってる・・。
地球上だってそうでしょ。
大気がぶつかり合って雨が降ったりするでしょ・・。
そして、水の中という別の環境・・。
その中にいるあなた。
そこであなたの体が水中という空間から受ける力・・。
それが「浮力」。
興味をもたれた方は、是非、科学を勉強したまえ!!
(ちょっとねえ、これ以上やるとなかなか難しい話になるので、もしこのコラムで、疑問、違和感など感じられた方、是非、徹底的に勉強してください。とはいえ、ここの部分の理解がちょっとおかしいよ・・って思われた方、ぜひ、もう一度調べて勉強していただきたい。ワタクシ、テン子も出来る限り気を付けて調べていきたいと思います。)
ちなみに、参考までに
「浮力」・・アルキメデスの定理
「引力」・・ニュートン力学
では、本題に戻りますが・・。
それで、なんで死海では、あんなにぷかぷか体が浮くかってことね。
それは、死海に含まれる塩分量です。
死海は、他の海に比べ、塩分が大量に含まれているために、水自体が重たくなり、浮力がおっきくなるのです。
これも、他に類を見ない神秘でしょう。
そして、ミネラル成分、マグネシウム、カリウム、ナトリウムなど・・。
豊富な成分が含まれている。
ちなみに他には、リチウム、ストロンチウム、臭素、ポロンなどが含まれているそうです。
これらの成分は、我々の筋肉や神経をリラックスさせたり、お肌への抵抗力をつけ、健康に保つ働きをすることから、・・温泉のようなものですね。
一部のヨーロッパの国では、死海療法をいうものがあるそうで、地域によっては、保険が適用されているそうです。
美容と医療の場でも認められるほど効能が認められた海・・?
どうです?
行ってみたくなりました?
行く際は、ちゃんとした情報をもとに行ってくださいね。
世の中情報だらけで、怪しいのもあるんでね・・。
それに、その国の情報をちゃんと把握しとかないと、やっぱりかなり困ることになるし。
そうそう、死海体験者の話こんなのがありましたんで、参考までに・・。
・絶対うつぶせにならないこと
・目に塩が入ったらすぐに真水で洗うこと
・仰向けでも刺激が強いので、20分以上は死海に入ってはいけない
・海底は、塩の塊があるので、ビーチサンダルをはいておくこと
などなど・・。
やっぱりね、塩分30%の海ですから。
みなさん行くときには、しっかり経験者の話を聞いて、下調べきちんとしといたほうが楽しく遊べると思います。
そういうわけで、楽しく行って来て下さい。
テン子さんは、当分、ウシ部屋の改装工事で外に出ることができませんので・・。
まっ・・いつかね、お金貯めて、体を浮かせに行きたいもんですな、はい。
「死海」はこれで終わりです。
パート1とかじゃなく、前編、後編にすればよかったかな・・。
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